愛とカンノーの日々(嘘)
高屋奈月先生の作品の中で、フルーツバスケットと並んで好きなお話が、やっと文庫化されました^^
- 作者: 高屋奈月
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2007/01/01
- メディア: 文庫
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舞台は沢山の戦争の為に荒廃した、22世紀末の地球。
文明の利器は一部の人間しか使えず、庶民は貧困に喘ぐ・・・そんな世界。
そんな庶民の希望として『翼』の伝説があった。
『手に入れれば、なんでも願いが叶う』夢物語として。
主人公は『元盗賊』の寿と『元軍人』の擂文。
「定職につきたい」寿と「それを見守る」擂文・・・そんな二人と『翼』を廻る冒険ラブロマンス♪
この作品のどこが魅力かと云うと、個性が際立つキャラクターたちではないでしょうか。
『何事も諦めない!』寿を筆頭に『寿さえいればそれでいい』擂文、盗賊の頭目でノーコンの抄華 etc...みんな『ここで生きている』ってはっきりとわかるから。これはフルーツバスケットでも同じですね^^
私の趣味をよく知っている方ならわかるかもしれませんが、私は寿がお気に入りです。何事にも全力でぶつかっていくその姿は、見習わなくてはならない所だらけです(>_<)*1
どうしてだ?
枯れた大地に 緑がいっぱい
いっぱいあったら・・・うれしいじゃないか
きれいだなって思えたら
それで 充分じゃないか・・・・・・翼を持つ者 (4) (花とゆめCOMICS) page.77より寿のセリフ
文庫版だと次の巻に収録されるはずですが、私はこの言葉が好きです。寿のココロ全てを表していると思います。
薄汚れている私では、とても×2でてこない言葉(>_<)
文庫版の表紙は描き下ろしなので『今描くとこうなる寿』になっているのですが、もし機会があったら単行本の表紙も観ると良いですよ〜。そこは寿のコスプレ集♪*2
そ・れ・と僕が唄うと君は笑うからに載っている番外編『暗黒姫』も最終巻のおまけとして載せてくれると、嬉しいですね^−^