今一旅の 逢うコトもカナ

いつか読み返して笑う、その日のために・・・

私の嗜好。

 読み物なら何でも読む私ですが、一応好き嫌いはあります。
 嫌いなジャンルはまぁ・・・いいとして、やっぱり私は『学園モノ』が好きなんだなぁと、改めて思う。それは読む速度に如実に現れるから。

樹上のゆりかご (C・NOVELSファンタジア)

樹上のゆりかご (C・NOVELSファンタジア)

 これを読む前に読んでいた勾玉3部作よりも断然早かった、読み終わるのが^^;*1


 この本を読んでいて、改めて思ったのは『私は自分の経験したことと、小説の中の出来事を重ね合わせて読んでいるんだな』と云うこと。これはファンタジーやSFではできないことです、どんなにがんばったとしてもね。
 学校生活というのは、沢山のイベントがちりばめられてます〜学園祭・体育祭・合唱祭・・・どれもに様々な想い出があり、思い返せばあのころに戻れる・・・そんな記憶のかけら。
 そんなかけらを通じ、懐かしいあのころを思い出させてくれる・・・読後がすがすがしいのはそういった感情も関係しているのかも。


 物語は高校2年の主人公:上田ひろみ*2から見た2つのイベントを通じ、少しミステリー風味の学園ファンタジーって所かな。(あらすじ書きは難しい・・・)
 カバー裏のあらすじを読んで手に取った方は、裏切られた気分になれること請け合いです。だってミステリーじゃないし^^;


 もう戻れない、あの頃を思い出したくなった方にオススメの一冊。そんな気分の方はぜひ手にとってみてくださいませ〜♪

*1:同じ作者さんなんですケドね・・・

*2:=作者だと私は思う