久々に、怖かった・・・
やっぱりこの方の小説は、出たら即買うことにしよう・・・それが少し置き場に困るハードカバーであったとしても。
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2008/02/29
- メディア: 文庫
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読む前はもう少し明るい作品だと思っていた・・・氷菓 (角川文庫) [ 米澤穂信 ]や春季限定〜シリーズのように少しは笑える作品じゃないかなと思っていました。そしていい意味で裏切られました。
軸は2つ、『行方不明の孫を探して欲しい』『古文書の由来を調べて欲しい』といったありきたりなもの。主人公が始めたのが犬の探し屋さんだということを除けば・・・。
でも、その2つが頭の中でかみ合った時の怖さは思わず本を閉じてしまうほど・・・グロくもなく、特になんともない文章なのですが、想像してしまった時のこういった怖さはあまりに久しぶりでした・・・途中までは想像もしてませんでしたし。
この余韻は少し抜けそうにありません・・・軽めのお話を読んで抜け出さないとまづいかも。