今一旅の 逢うコトもカナ

いつか読み返して笑う、その日のために・・・

お別れは唐突に

 今年の第一弾が思いがけないところからやってきました・・・もうそんな季節なんですね。

[横浜FC]田所諒が語る、引退を決意した理由や古巣・岡山への思い

 正直あの怪我さえなければ武田や袴田ではなくあなたがLSBとして今年も出続けていたと私は思っていますし、あなたが離脱したことが去年昇格できなかった要因の一つだとも思っています。
 今年、ピッチで見たあなたは怪我をする前とは少し違って見えました。怪我の前に戻ることは至難と云われることがありますが、試合終了まで愚直にアップダウンを繰り返せなくなったから、引退を決めてしまったのかなとも思います。まだやれると思いますが、以前の自分に戻れないなら・・・なのかもしれません。
 見栄えのある選手かと云われれば違うのかもしれません。ただ、チームのために自分が何ができるのか、それを考え、繰り返し、試合終了までやりきる・・・それも出場した全試合で。そんな姿をウチらサポは見ていたし、そんなあなただから愛したんだと思います。
 少し前にクラブの方へ引退の話をされたのだと思いますが、なんの因果か41節で古巣との対戦・・・サブとしてメンバー入りを決めた監督は想像ですが『リードしていたら最後に使う』と決めていたのではないでしょうか。あの展開でレドミやイバを使わない決断をして勝つ・・・田代はもう少し早くに入れても良かったのではないかと思いますが、ウチと岡山双方の功労者であるたどさんを最後にピッチに立たせてあげられたのは良かった。試合後にスタジアム一周する姿は倖せな引退への花道だったと思います・・・電光掲示板に「11年間お疲れさまでした!」って出たとき、泣きそうでしたよ、私。



 たどさん、ウチに来てありがとうございました。あなたの姿をJ1で観ることが叶わなかったのが残念でなりません。
 これからどのような道を歩まれるのかわかりませんが、また三ツ沢で逢える日が来ることを楽しみにしていたいと思います。