我が家の基本
最初、それを見たときはどうやって食べるのか、わからなかった。
そして他の子の食べ方を見よう見まねで食べたものの・・・おいしくなかった。
それ以降、その食べ方はしていない。
何のお話かと云うと、秋の味覚の一つ『栗』をゆでた時の食べ方。
ゆでた栗の真ん中に切れ目を入れ、スプーンですくいながら食べたのは、小学校の給食に出たのが初めてで、多分最後。
それまでそんな食べ方をしたことのなかった私にとって、カルチャーショックでした。
家に帰って母親に聞くと『普通の家庭ではそうやって食べるのよ』と云われ、信じられなかった記憶があります。
『じゃぁ、どうやって食べるの?』と聞かれそうなので書きますと、ゆで上がった栗は、小型のナイフで剥いて食べます。父親は祖父から教えてもらったそうです。
小さい頃は父親が剥いてくれていたのですが、小学校3年生くらいからは自分から剥いてました。父親の帰りを待たずに食べたかったからですけれど^^;
姉も少しは剥いていたのですが・・・不器用で、ある特定のナイフ以外では剥いてくれませんでした^^;
使いもしないのに、そのナイフを黙って持ったまま嫁いでしまいましたけれど(>_<)
そして中学にあがる頃から『お彼岸の日には栗御飯』*1が定着しました。
生栗を剥く作業は大変でしたが、おいしい栗御飯の為です。がんばりましたよ〜ベトベトになりながらも^^
就職してからはあまり剥く機会がなかったので、また父親のお仕事になっていましたけど、日曜日など余裕のあるときは今でも剥きます。結構楽しいです^^
『危なくないの?』なんて云われましたけど、そんなに危ないと思ったことはありませんでした。今まで怪我をした事もありません。
もっとも最初は父親の傍でしか剥かせてもらえませんでしたが、その時期はそんなに長くはありませんでしたね〜♪
会社で栗をゆでた時も、切れ目を入れられそうになったので『私が剥きます!』と云って全て引き受け、昼休み中剥いてました。ナイフ持ち歩いてるのかって?いいえ、違います。ここだけの話ですが『カッター』で剥きました。ナイショですよ^^
結局剥いた栗をみんなで食べないうちに持って行かれてしまい、全部なくなって帰ってきたときは文句云いました。会社全員の為に剥いたのに、3人で食べたのですから非難轟々(>_<)
私は剥きながらおいしい栗は先に頂きましたので、あまり気にしてなかったのですが・・・ま、おかげでおいしい菓子折りがやってきたので、それはそれでよしかなと^^;
他のことは譲れても、ゆでた栗の食べ方だけは譲れない!もっとおいしい食べ方があるのでしたら、別ですけれど^^;
*1:未だに継続中