今一旅の 逢うコトもカナ

いつか読み返して笑う、その日のために・・・

絶望とその果てに・・・

 「たかが『ライノベ』でしょ?」なんて云う方はまず、読んでから云いましょうね。

月の盾 (電撃文庫)

月の盾 (電撃文庫)

 灰色のアイリス (電撃文庫 (0687))で書いた絶望と希望も違う、護くんに女神の祝福を! (電撃文庫)で書いてるラブラブとも違う。続きを書く必要性がない単行本。ううん、続きを書けない単行本。それが月の盾 (電撃文庫)
 途中でちょこっと読むのが辛くなってきちゃって、1週間ほど読むのを止めていたんですよね、このお話。感情移入しすぎそうになって、読むのが辛くなってました。他の本を2〜3冊読んでやっと今日、最後まで読めました^^;


 誰しも多かれ少なかれ絶望は感じたことがあるし、そしてそこから這い上がってきたからこそ今があるんだとも思う。「誰か」のせいにするのは簡単。けれど逃げ回ってるだけじゃ、そこから先へは進めない。這い上がってきた人たちには、わかってもらえると思う。これはそんな女の子のお話。


 お話としては少々特殊な背景があるけれども、私は好きです、こういうの。所々に共感できる部分があったし〜♪
 書きたいことは色々あるのですが、ネタばらしにしかならないので、この辺で。惜しむらくは「月の盾」と「クローゼットの悪魔」をこの目で観られない事が唯一、残念でなりませんね^^