今一旅の 逢うコトもカナ

いつか読み返して笑う、その日のために・・・

不気味?不思議?

 お仕事としてカバーを見かけてから数ヶ月・・・やっと読み終わりました。

黒い玉 (創元推理文庫)

黒い玉 (創元推理文庫)

 長いお話は全くなく、読みやすい短編集。世にも不思議な物語が好きな方には、ぜひとも読んで欲しい一冊。
 『不気味』と謳っていますが、あまりそうは感じませんでした。ポカ〜ンとするかもしれませんけれど^^;

以下、収録作品とぷち感想

  • 雨の中の娘
     男の名前にも、意味があったんですねぇ・・・
  • 公園
     勘違いの連鎖
  • 亡霊への憐れみ
     とり憑かれるというのは、こういうことなのかも
  • 父と娘
     場所を越えた何か・・・
  • 売り別荘
     悪戯好きのおじさまの話。結構好き^^
  • 鉄格子の門
     黒い・・・鳥?
  • バビロン博士の来訪
     居てくれたほうがよかったのか、悪かったのか・・・
  • 黒い玉
     表題作。リアルまっくろくろすけの話
  • 蝋人形
     日本だと・・・藁人形
  • 旅の男
     全ては自分へと帰って・・・
  • 謎の情報提供者
     知らない街角で、迷ったことはありませんか?
  • 染み
     パニック?それとも現実逃避??
  • 変容
     逃避としての変容
  • 鼠のカヴァール
     こ、こわ・・・

 あとがきに紹介されている青い蛇―十六の不気味な物語 (海外文学セレクション)という対を成す文庫も読んでみたいです。早く出ないかなあ・・・あまりに昔で、手に入れられそうにありませんから^^;