今一旅の 逢うコトもカナ

いつか読み返して笑う、その日のために・・・

お帰りなさい

横から見たところ

家に帰ると、玄関は大量の荷物で埋まっていた。
「あぁ、無事に帰ってこれたんだ」と安堵する。
居間では両親が姉夫妻の話を聞いている。
何でも無事にアコンカグア登頂に成功したそうだ。
私にとってはそんなことはおまけで、五体満足に帰ってきてくれたことが嬉しい。


姉夫妻と両親は、趣味が「登山」で、私だけが違う。
私も登るのは嫌いじゃない、でも登りたいとは思わない。
それは今までしてきた怪我が少し関係している。
話がそれるので、ここでは書かないけれど。


姉夫妻は結婚式を山小屋であげ(ウェディングドレスは母のお手製)、新婚旅行はキリマンジャロ登頂。
5大陸の最高峰全てに登るのが夢なのだそうだ。
「いつでも山のそばにいたい」というだけで、長野の山奥に家を建てたり、5大陸制覇のためには職も変える。
そこまで山を愛し続けることはすごい事だと思う、私にはそこまで夢中になれたことがあっただろうか?


次はどこに行くのか知らないけれど、無事に帰って来て欲しいと願う。
「お帰りなさい」としか云えないけれど、云えなくなるのは、絶対に嫌だから。
ここで旅の想い出を沢山話して欲しいと願うから・・・


※写真は奇跡の鏡餅です。内容にかかわらず当分の間は毎日UPします。