ミドルフェイズ-04:貴里
誰もいない街を歩いてみたくなった・・・
昼間は嫌い・・・私の光は太陽の前だと目立ちすぎるから・・・
ん、あそこにいるのは確か・・・
「随分と変な場所で逢うわね・・・」
「そ、そうだね〜。夜道は危ないよ?このあたりは特に・・・ね」
「そう・・・じゃ、あなたこそ気をつけないと・・・」
「そうかも、ね」
「・・・私が夜を担当すから。茅菜、あなたは昼を頼むわ」
「それはいいけど・・・それでいいの?」
「かまわない。夜のほうが落ち着くから・・・」
「そっか、じゃぁよろしくね♪」
昨日のことは云わなかった・・・何も確証があるわけじゃないから。