私の基本〜SF編
『夢』・・・それは誰しもが一度は見たことのある世界
何でも叶う夢の世界へ行くことができたら、あなたはどうしますか?
喜んで行く人もいるでしょう・・・
躊躇する人もいるでしょう・・・
そして『そのままここに居続けていいよ』と云われたら、どうしますか?
例えそれが『死んだら戻ってこれない』夢の世界だとしても・・・
私にとって「ファンタジー」の基本は「不思議の国の千一夜」でしたが、こっちは「SF」の基本です。
「那由他」と迷ったのですが・・・
- 作者: 佐々木淳子
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2001/08
- メディア: 文庫
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・・・今再読しても、さほど違和感を感じないのは、さすがといったところでしょう。
舞台は80年代。今現在と世界の置かれている部分で違うところはあるのですが・・・あまり変わっていませんね>人類。
語弊を恐れずに云えば、あの頃の世界はもっと判りやすくギスギスしていたように感じます。
なんかズレた・・・戻して×2
夢の中の英雄リュオン、現実では浪人のホクト。
この二人を中心に、夢の世界「R-ドリーム」とは何か?そこを侵略しようとする「ゼル」とは何か?
その答えを作者なりにきっちりと出し、完結させている。この作品が今も支持を得ている所以はそこだと思う。
20年以上前の作品だけれども、それこそ今、求められていることかもしれない。
『絵が古い』とか、『所詮少女漫画』なんて云わないで、まずは読んでみてください。
読んでもいないのに、批判するのはあまり賢くないですよ?
おまけとして『リュオン (バーズコミックス スペシャル)』と云う外伝が出ています。
『那由他』や『ブレーメン5』を知らないと良くわからないかもしれませんけど。